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去る4月20日火曜日、筑波メディカルセンター西館TMCホールにて、第9回メディカルセンター病院救急事例検討会が行われました。

今回の事例は、わが大竹S.L.S.C.のメンバーである菊池さんが、お勤め先の養護学校において心肺停止の現場に立ち会い、CPRを行ったものです。
ある男子生徒が運動後に突発的な発作を起こし、その場に居合わせた菊池さんと養護教諭によってCPRとAEDショックが行われました。その結果、救急隊に引き継ぐ前には呼吸が回復し、現在では再び学校に通うなどの日常生活を送るまでに回復したという事例です。

検討会は、菊池さんによる報告、駆けつけた救急隊、ドクターカーの乗組員の報告、最後にその後の経過を担当した医師の報告の順番で行われました。

菊池さんの発表は、時間軸をおって状況を詳細に説明したものであり、非常に緊張感がありました。
AEDショックを計3回行ったということで、状況は簡単には好転しなかったようですが、
「絶対に助かってほしい」
という菊池さんの熱意によって絶え間ないCPRが行われ、回復に至ったというのは大変素晴らしいことだと感じました。
菊池さんはお忙しい中、毎年監視救助活動に参加してくださっており、ご本人もその経験や、そのための練習・講習会によって今回の動きが行えたとおっしゃっていました。
「どこでもライフセービングはできる」
「ライフセービングに引退はない」
ということは先輩方から教えていただいていたことですが、今回の菊池さんの発表はその意義を再認識するものでありました。


救急隊や、医療機関からの報告を聞く限り、心肺停止状態で通報を受けた患者が、回復するケースというのは非常にまれなものであるということです。また、今回のケースでは緊急車両の現場までの誘導が非常にスムーズであったことも、素晴らしいことであったと評価をされていました。

この点は、私たちの海岸でも工夫していける点ではないでしょうか。

長くなりましたが、今回の検討会に参加させていただいたことは、「救命の連鎖」を具体的に感じること、またライフセーバーとしての誇りを再認識することにつながったと感じています。

このような場に立ち会わせていただき、菊池さんはじめ、メディカルセンターの関係者の方には、大変感謝をしております。
ありがとうございました!

検討会については映像を記録してありますので、ご覧になりたい方は事務局の川俣までご連絡ください。

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