7/15(水)14:30~大竹海岸南駐車場付近にて鹿島灘水難事故対策合同訓練
を実施しました。文献・資料などみると,茨城県内は海岸線が約190㎞あり,海水浴場は16カ所という報告があります(参考:福島県の海岸線は約165㎞,海水浴場数は28カ所)。また,鹿島灘一帯の海水浴場は遠浅で遊びやすいため多くの海浜利用者に愛されてきた 一方,離岸流などの潮流によって海水浴場外で起こる事故も少なくありませんでした。
このような環境下で自然発生的に起こる「事故を未然に防ぐ」ための取り組みとして鉾田市(旧:鉾田町),鉾田警察署,茨城県警航空隊,大竹S.L.S.C.,筑波大学L.S.C.によって2000年からスタートしたこの訓練は,2004年に鉾田消防署(旧:鹿島北部消防署),2005年に茨城県防災航空隊,2006年に茨城県海上保安部といった捜索・救助に関する諸機関が参加団体に加わり,今年で10年目を迎えることができました。この間,地元の大竹海岸鉾田海水浴場でも10年連続無事故(死亡事故0)を達成しているというのも,この訓練と同じく「事故を未然に防ぐ」取り組みの成果ではないかと思います。
鉾田市を中心に鹿島灘一帯における『安心で安全,そして楽しい思い出が残る海水浴場』 をつくり,維持していくためにクラブ内の連携はもとより,多くの関係諸機関と連携・協力しながら活動し続けることの重要性を夏前に確認できる良い機会だったと思います。
関係者の皆様,準備から片づけまで本当にお疲れ様でした。